金2️⃣歴史的視点:過去の金バブルを知る

目次

🪙 金が輝くとき=「時代の転換点」

2024年の今、金は再び史上最高値を更新しました。
けれど、歴史を振り返ると「金が最も輝いた瞬間」は、時代の終わりを告げてきたことがわかります。

──1970年代の「黄金狂騒」です。
当時、金価格は10年で24倍(100万の金が2400万になった)という驚異的な上昇を記録し、1980年1月に1オンス850ドルの頂点をつけました。
しかしその後、金は20年以上も下落を続けます。

なぜ、金はあそこまで上昇し、そして長く衰退したのか?
そこには「通貨システムの転換」「集団心理の変化」──そして天体のサイクルが深く関わっていたのです。


🌍 通貨の支えが崩れた夜──ニクソンショック(1971年)

1971年8月15日、日曜日の夜。
アメリカのニクソン大統領はテレビ演説で、突如「金とドルの交換停止」を発表しました。
これが、歴史に残るニクソンショックです。

それまでの世界は「金本位制」という仕組みで成り立っていました。
1オンス=35ドルで固定され、ドルは金に交換できる。
つまり「ドル=金」だったのです。

しかしベトナム戦争で財政赤字が膨らみ、各国がドルを金に換えようと殺到。
アメリカの金準備は底をつきかけていました。
そこでニクソンは「金とドルの交換をやめる」決断を下します。

この瞬間、ドルは「金という裏付け」を失い、
そして金は初めて「完全に自由な資産」として市場に放たれたのです。


🔥 インフレとオイルショック──金への逃避が始まる

1970年代に入ると、世界はインフレの嵐に飲み込まれます。
原因は、2度のオイルショックでした。

  • 1973年:第一次オイルショック
     中東戦争の影響で原油価格が4倍に急騰。
     電気・ガソリン・食料、すべての物価が上昇しました。
  • 1979年:第二次オイルショック
     イラン革命で原油供給が混乱。価格は再び3倍に。
     米国のインフレ率は13.5%に達し、人々は「お金が目減りする恐怖」に震えました。

この時代の人々はこう考えました。
「紙幣は信用できない。モノ(金)で守るしかない」──
その心理が、金への猛烈な需要を生み出しました。


📈 黄金狂騒の10年──「買えば儲かる」の集団心理

1971年に1オンス35ドルだった金は、
1973年には100ドル、1974年には200ドル。

いったん落ち着いたあと、1978年から再び加速し、
1979年には500ドル、そして1980年1月、ついに850ドルを突破。

たった9年で約24倍。
街には「金・プラチナ買取」の看板が並び、宝飾店から金が消えました。
新聞もテレビも「金が止まらない!」と報道。
社会全体が、まるで熱病にかかったような熱気に包まれていたのです。


💥 1980年、狂騒の頂点とその崩壊

1980年1月21日、金は史上最高値の850ドルを記録。
しかし、その興奮はわずか数週間しか続きませんでした。

2月には600ドル台に急落し、数ヶ月で30%も値を下げたのです。
それでも多くの人は「すぐ戻る」と信じていました。
けれど現実は──戻らなかった。

金はその後、20年以上にわたり長い下落トレンドに突入します。
2001年には250ドル台まで下落。
もし1980年に100万円分の金を買っていたら、
20年後には30万円ほどにしかならなかった計算です。


📉 「金離れ」の5つの理由

なぜ、金はここまで長く低迷したのか?
その答えは、政治・経済・心理のすべてにありました。

1️⃣ インフレの終焉(ボルカーショック)
 FRB議長ポール・ボルカーが金利を20%近くまで引き上げ、インフレを鎮静化。
 インフレが収まると、金の「守りの価値」は薄れました。

2️⃣ ドル信認の回復(レーガン政権)
 「強いアメリカ」「強いドル政策」により、ドルへの信頼が復活。
 人々は再びドルを選びました。

3️⃣ 株式の黄金時代
 1980年代以降、米株は20年間で11倍に上昇。
 資金は「金」から「株」へと流れました。

4️⃣ 中央銀行の金売却
 特に1999年のイングランド銀行による金大量売却は象徴的。
 需給が緩み、価格はさらに下落。

5️⃣ 時代のムードの変化
 1990年代、IT革命が起こり、人々は「未来=テクノロジー」に熱狂。
 「金は古い」「株は新しい」という時代の空気が広がりました。


🪞 金の時代が終わり、株の時代が始まった

1980年以降、金のバブルは弾け、
そのエネルギーは「株式市場」という新しいステージへと移りました。

つまり、「価値の主役」が金から株へと移ったのです。

金バブルの崩壊は、単なる価格変動ではなく、
時代の価値観のシフトそのものでした。


🔭 次回予告:惑星配置が語る「サイクルの共鳴」

次の後編では、この1970年代の金バブル期の惑星配置を詳しく見ていきます。
そして驚くことに、その配置は──
現在(2020年代)の金融天体図と、驚くほど似通っています。

歴史は繰り返すのか、それとも新しい物語が始まるのか。
惑星が示すメッセージを、一緒に読み解いていきましょう。

🔖ポイントまとめ

  • 1971年:ニクソンショックで金本位制が終焉
  • 1970年代:インフレとオイルショックで金価格が暴騰
  • 1980年:24倍の上昇の末、バブル崩壊
  • 1980〜2000年:金は70%下落、株式市場が主役へ
  • 背景にあったのは「通貨制度の転換」と「価値観の変化」

さらに深く学びたい方へ

「2025-2026年は仮想通貨バブルの最終局面か?──ベナーサイクルと金融占星術が示す2025-2026年の臨界点」

  • ベナーサイクルと惑星配置の統合分析
  • ビットコイン誕生図の完全解読
  • 2025-2035年の詳細なピーク予測
  • 具体的な投資タイミングの見極め方

▶︎ 記事はこちら:https://note.com/yuzusan888/n/n15a0c00aceb4

(渾身の有料記事:980円・10,000字以上)おもしろいよ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次